軽井沢に定住するなら西側がおすすめ!霧の都に住むポイント
- 最終更新日:2020.07.22
- 公開日:2018.02.22Writer:りぞほくん
標高1,000mに位置しており、夏の涼しさが売りの軽井沢。軽井沢が好きなあまり、定住したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
定住するにあたって、良く注意するべきこととして挙げられるのは、冬の寒さや雪でしょう。
しかし、実際には注意するポイントがもう一つあります。
それは「霧」です。ここでは、定住するなら知っておきたい霧の問題についてご紹介します。
■軽井沢は霧が多く発生する
軽井沢で観光したり、休暇で滞在したりするときにお気づきになったかもしれませんが、軽井沢は霧の多い街です。
実は年間100日以上霧が出ているので、平均すれば3日に1日は霧が出ている計算になります。
なぜこれほど多く霧が出るかというと、軽井沢が東の碓氷峠から坂を上った台地であるからです。
碓氷峠の下で発生した上昇気流は、坂を駆け上がるときに空気が膨張して気温が下がり霧が発生します。
軽井沢の春から秋にかけての霧がこれにあたります。
軽井沢の標高約1,000mに対し、峠の下は標高400m弱しかないため、峠越えのときに急激な気圧・気温の低下が起こっているのです。
■定住するなら、霧を避けた軽井沢西側地域がおすすめ
同じ軽井沢でも、旧軽井沢・新軽井沢などの碓氷峠に近い東側地域と隣街の佐久市に近い西側地域では霧の量が全く異なります。
伝統的な別荘地である旧軽井沢エリアは頻繁に霧が発生します。
特に、旧軽井沢エリアでは、霧が多く発生する湿度の高さによって美しい苔庭や、朝霧による幻想的な風景を楽しめます。
一方で、別荘として年数回使うだけならともかく、定住するとなると湿気が多いために洗濯物が乾かず結露対策や建物のメンテナンスのコストも大きなものとなります。
対照的に、西側に行けばいくほど湿気は減っていきます。中軽井沢や追分まで行くと、湿気がかなり減ってくるため、洗濯物が乾きやすい定住向きの物件が増えてきます。
特に、追分は供給されている物件も比較的リーズナブルであり、スーパーなどの日常生活に必要な施設も近いため定住向きでしょう。
軽井沢は霧の多い街です。いざ住んでみたら、霧に慣れて「ミストシャワー」と思えるようになるかもしれません。
しかし、やはり湿気が多いというのは日常生活・建物管理の両面から見て問題となりえるのです。
そのため、別荘ではなく定住するために軽井沢の物件を探している方は、旧軽井沢あたりの東側地域ではなく、まず西側地域を探してみてはいかがでしょうか。