軽井沢のコロナ禍における不動産事情 | 不動産会社が解説します。
- 最終更新日:2020.09.15
- 公開日:2020.09.07Writer:りぞぱぱ
9月6日付、信濃毎日新聞でこんな記事を見つけました。
" ワーケーション「ぜひ信州へ!」"
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、
在宅ワーク、リモートワークといった働き方が広がりました。
以前、コロナ後の別荘のあり方を考えるという記事で
別荘の在り方や、リゾートオフィスについての考えをご紹介しましたが、
記事の投稿から早くも4ヵ月が経とうとしています。
予想通り、会社に通う必要がないのなら、
自然の中でゆっくりと過ごしたいという、田舎暮らしの需要、別荘の需要が高まりました。
(詳しくは、移住先は軽井沢!地方で暮らしたいが○○%をご覧ください。)
そこで、今回のブログでは改めて
コロナ禍における働き方と軽井沢の不動産事情について考えます。
このブログ記事の目次
1.信濃毎日新聞にも載っているワーケーションとはどんな働き方なのか
ワーケーションとは、work(仕事)とvacation(休暇)が組み合わさった造語で、
休暇を楽しみながら仕事をするという意味です。
「休暇を楽しみながら」という意味が含まれていますので、
自宅や指定された場所で仕事をするという意味の
「在宅ワーク」「リモートワーク」とは少々意味が異なります。
働く場所に縛られないといったニュアンスが強くなりますので、
旅行先や避暑地などで働くリゾートオフィスに近い言葉です。
信濃毎日新聞の"ワーケーション「ぜひ信州へ!」"という記事には、
簡単に言うと、長野県内の様々な業界で
ワーケーション向けのサービスを提供していると書かれていました。
平日も地方で仕事ができるようになりましたので、
信州の自然に包まれたホテルや旅館に宿泊し、仕事をするという人が
増加傾向にあるそうです。
2.【最新】新型コロナウイルスによって、軽井沢ではどんな影響が出ているのか
新型コロナウイルスの影響を受けて、今年の軽井沢の不動産業界は、
動きが活発になりました。
2-1.新築・築浅別荘で好条件の不動産はほぼ完売状態
軽井沢にある、新築別荘、築浅別荘のうち好条件の不動産は
7月中旬で品薄状態、9月現在でほぼ完売となってしまいました。
例年であれば、新築・築浅別荘が品薄状態になるのは8月末~9月なのですが、
今年は、新型コロナウイルスの影響を受けて、
軽井沢に興味がある人や東京から近いリゾートを求めている人が、
早いタイミングで別荘探しを始めました。
その背景には、やはりワーケーションやリモートワークといった、
職場以外での働き方が広がったことが大きな理由だと考えられます。
実際に、昨年まではセカンドハウス、
別荘兼定住用の不動産を探している人が多かったのですが、
今年は「リモートワーク」という言葉を使って
別荘探しをしている人が急増しています。
ウェブサイトの問い合わせでも、相場、生活環境(利便性)の次に、
「リモートワークが可能かどうか」という質問が寄せられています。
また、新築別荘や築浅別荘を求める人の中には、
緊急避難用に家族のために別荘を購入したいという人も
少しずつではありますが増えています。
2-2.長い目で見て土地の購入を検討する方が増加傾向にある
新築、築浅別荘ほどではありませんが、
「今すぐ別荘が欲しい」理由が無ければ、
土地を買い、好みの別荘を建てるという方も増えています。
一般的には、好みの別荘を建てたい人や条件に合う別荘が見つからない人、
いずれ別荘で暮らしたいと思っているという人が
土地を買う傾向にはありますが、
今年は「新型コロナウイルスで変わる世の中に、どう対応していくか」といったことを考えながら
土地の購入を決める方が多いように感じます。
2-3.別荘の売却を考えている方にとっては波が激しい時期
別荘や不動産の購入だけでなく、売却でも
新型コロナウイルスの影響を受けています。
別荘の販売活動までのフローは、
(1)査定(2)価格や条件の決定(3)販売活動ですが、
今年は新型コロナ禍での売却になりますので、
普段以上に臨機応変に対応することが求められています。
なぜならば、感染者数の増減や政治、経済などのニュースによって
販売状況が左右されるからです。
また、次の項目で触れますが、別荘の売却をお考えの方は、
波が激しい中ではありますが、
今年~来年に大きなチャンスが訪れる可能性があります。
2-4.2021年の軽井沢は高額な新築物件が多くなる可能性がある
7月中旬にほとんどの新築別荘が品薄になっていますので、
来年の夏に向けて、新築別荘の準備をしている不動産会社が多いでしょう。
軽井沢の新築別荘は安くても3,000万円以上、
新築マンションになると8,000万円以上になりますので、
来年の軽井沢は高額な新築物件が多くなる可能性が高いです。
不動産をお探しの買主目線で考えると、予算や条件が合わなければ
不動産探しが難航する恐れがありますが、
そういった場合は、無理に高額な新築別荘を購入するより、
中古別荘を買ってリフォームをしたり、土地を買って別荘を建てた方が
結果的に得をするといったケースもありますので、
柔軟な考えをもって不動産探しに臨みましょう。
また、不動産の売却をしたい売主目線では
中古別荘や土地の需要が高まる可能性がありますので
チャンスかもしれませんね。
3.軽井沢で新しい生活を考えたい方は今がチャンスかもしれない
企業がワーケーションやリモートワークを取り入れるには
システムやツールの導入をする必要がありますので、まだ時間がかかる可能性があります。
しかし、徐々にではありますが、確実に軽井沢の別荘の需要は高まっています。
軽井沢の別荘の魅力については過去の記事でも沢山発信していますが、
別荘の暮らしは、人生を豊かにしてくれ、様々な可能性を広げてくれます。
仕事のアイデアが生まれる場所、趣味を堪能する場所、新しい出会いや体験がある場所、
時には有事の避難場所や現金化できる資産にもなります。
ここまで読んでいただいた方は多少なりとも別荘に興味を持たれていることかと思います。
具体的に動き出されていないのであれば、ぜひお問い合わせいただければと思います。
リゾートホームでは軽井沢の不動産の購入、売却、建築に関するご相談を
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