軽井沢の冬ってどう?いつから寒くなるの?
- 最終更新日:2022.11.06
- 公開日:2020.09.22Writer:りぞまま
肌寒い季節を迎えると、軽井沢で別荘をお探しの方から、
「冬の軽井沢は大変ですか?」「暖房はどんなものが必要ですか?」といった、
質問をたくさんいただきます。
一般的に、軽井沢は夏は快適で、冬は寒いイメージがありますが、
実際にはどうなんでしょうか。
今回はそういった疑問に、軽井沢生まれ、軽井沢育ちの社員がお答えします!
このブログ記事の目次
1.軽井沢が涼しいのはなぜ?
1-1.標高1,000m!!?浅間山の南嶺、軽井沢。
軽井沢は標高2,568mの浅間山の南斜面にある町で、
およそ950m~1,200mの場所にあります。
一般的には標高が100m高くなるごとに-0.6度の気温差があると言われていますので、
単純計算で東京都と軽井沢の気温差は約-6度ということになります。
しかし、軽井沢はエリアや標高によって気候や気温が変わりますので、
別荘探しの際にはよく調べる必要があります。
例えば、浅間山側に近い旧軽井沢や千ヶ滝北といったエリアは標高が高く、
比較的涼しい反面、天候が変わりやすい・湿気が多いといった特徴があります。
浅間山から離れた追分や南軽井沢は標高が低く、
温かくて、天候が安定していることが多いです。
また、浅間山は数年おきに噴火をしていますので噴火の心配される方もいらっしゃいます。
地元で暮らす私たちにとって、浅間山の噴火は
ニュースを見なければ気が付かないくらい小規模なものが多いのですが、
浅間山の状態や噴火について知っていて損はないので、
気になる方は、気象庁のホームページの「浅間山、有史以降の火山活動」を
参考にしてみてください。
1-2.樹木は天然のクーラー!自然が豊かだから涼しい
木々や苔などの植物が多いことも、涼しい理由の一つです。
植物は根から水を吸い上げるために蒸散を行いますが、
この蒸散が活発に行われることによって、
一緒に気化熱も発生し、周辺の温度が下がります。
軽井沢は森が多いので、とても涼しく感じるのです。
また、街中や住宅街であっても、木を植えることによって
視覚的に癒しを感じることもできます。
1-3.霧の発生率は年間150日前後!霧の町、軽井沢。
霧も気化熱が発生しますので、霧が出ている日は涼しく感じます。
軽井沢は年間150日近く霧が発生しますが、
主な理由は、群馬県側から碓氷峠を通って上昇気流が駆け上がり、
急激な気圧差、気温差が生じることです。
軽井沢の地形上、霧は絶対に切り離せない関係なのです。
この霧があるからこそ、軽井沢の霧下野菜は美味しく、苔が美しく育つのですが、
別荘をお持ちの方にとっては、カビや湿気の原因になりますので
嫌だと思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、エリアや別荘に合わせた湿気対策を行うことによって、
カビの心配は軽減されます。
別荘の湿気対策が気になる際には、軽井沢や湿気対策に詳しい担当者に相談しましょう。
気象庁|過去の気象データ「軽井沢」はこちらからご覧いただけます。
2.軽井沢はお盆明けくらいから寒くなる
軽井沢はお盆が明ける頃から、涼しい日が増えてきます。
連日30度近い気温だったのに、突然20度以下になることも珍しくありません。
2018年8月17日の夜は気温8度になり、とても驚いたのを覚えています。
なぜお盆明けに寒くなるのかについては、詳しくは分からないのですが、
地元の住民はお盆が来ると「今年も夏が終わった」という気分になる人が多いです。
お盆明けの軽井沢へ訪れる際には、防寒対策が必要になります。
特に、サイクリングやショッピングなどで町内を散策する際には
カーディガンやひざ掛けを持っていた方が安心です。
3.冬の軽井沢で気を付けること。
3-1.気温がマイナスになるのが当たり前!日中でも路面凍結に注意
冬の軽井沢で気温がマイナスになるのは、ごく普通のことです。
そのため、路面凍結に注意して徒歩や自転車、車を利用する必要があります。
「冬の軽井沢はスタッドレスは必要ですか?」と質問をされることもありますが、絶対に必要です。
天気は快晴で、空気が乾燥していても、日陰の道路は雪や路面凍結が残っています。
自然の多い別荘地や観光地は道路に1日中太陽の光が当たらないことも多いですので、
事故防止のためにも、必ずスタッドレスでお越しください!
3-2.車のフロントガラス凍結には、車庫やカーポートがあると◎
気温がマイナスになるということは、毎日のように車のフロントガラスが凍りますので、
予防のために車庫やガレージがあると安心です。
フロントガラスが凍る原因は、放射冷却や霜、霧などですが、
車庫やカーポートがあることによって放射冷却でフロントガラスから逃げる熱を抑えて、且つ、
霜や霧の水分が下りる事を防いでくれます。
貸別荘を利用する方や、車庫やガレージは設置する手間を省きたい方は
凍結防止カバーをするのも効果があります。
また、凍ってしまった場合エンジンをかけてデフロスターで徐々に溶かすのが一番無難な方法です。
デフロスターでの解氷は15~20分ほど時間が掛かりますが、
時間が掛かるからと言って、お湯をかけてはいけません。
フロントガラスが割れてしまう可能性があります。
早く解氷したい場合は、専用の解氷スプレーやガラススクレイパーを使用しましょう。
3-3.別荘を留守にするなら、しっかりと水抜きをしないと大惨事に...
冬の軽井沢で一番大切なことは「水抜き」といっても過言ではありません。
水抜きとは、水道管が凍って破裂しないように、水を抜く作業のことです。
通年利用であっても夏だけの利用であっても、
次に利用する予定が決まっていなければ、水抜きを行うことをお勧めします。
また、便利で簡単な電動式の水抜き装置についてですが、
不具合によって水抜きがされておらず、
水道管が破裂してしまったというケースもありますので
点検は怠らないようにしましょう。
ちなみに、当社は12月~3月頃までは、念には念をということで
終業後、水抜きをして水回りはパネルヒーターを付けています。
3-4.冬にも別荘を利用するなら、寒冷地用のエアコンやストーブが必須!
夏だけでなく冬にも別荘を利用したい場合、
寒冷地用のエアコンやストーブといった暖房器具を設置することをお勧めします。
お勧めはFF式暖房機です。
壁に穴をあけたり、配管工事が必要がったりと、他のストーブよりも費用が掛かりますが、
空気が汚れない、換気は数回でOK、燃費が良い、結露しにくい等
メリットがたくさんあります。
また、温風タイプ、床暖房、幅射タイプなど、
種類もたくさんありますので、冬の軽井沢で別荘生活がしたい方や定住をお考えの方は
別荘に合う暖房機を見つけてみてはいかがでしょうか。
4.別荘を検討する際から、冬の対策を考えましょう!
軽井沢の冬について少しでも知っていただけましたか?
軽井沢の別荘を検討する際には、少しでも多情報収集を行う必要があります。
しかし、エリアや別荘によって生活感や注意点が違いますので
調べきれないことも多いでしょう。
そういった際には、ぜひ私たちを頼っていただけたらと思います。
リゾートホームでは、軽井沢の不動産に関する売買、建築などの無料相談を実施しております。
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